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用紙に関する主な用語

用紙の規格・原紙寸法

  • 原紙寸法: ノートや本、コピー用紙など、紙製品として断裁・加工する前の寸法のこと。これに対し、断裁・加工後の寸法を「紙加工仕上寸法」という。
  • 紙加工仕上寸法: ノートや本、コピー用紙など、紙製品として断裁・加工した後の寸法(=製本の規格サイズ)のこと。これに対し、断裁・加工前の寸法を「原紙寸法」という。
  • A列本判 / A全判: JIS規格で定められたA列の本を作る時に使われる原紙寸法で、625mm×880mm の用紙サイズのこと。A全などともいう。更に倍のサイズをA倍判という。
  • B列本判 / B全判: JIS規格で定められたB列の本を作る時に使われる原紙寸法で、765mm×1085mm の用紙サイズのこと。B全などともいう。更に倍のサイズをB倍判という。
  • 菊判 (原紙寸法) / 菊全判: 元々は明治中期に新聞用紙としてアメリカから輸入された紙の寸法で、636mm×939mm の用紙サイズのこと。A列本判よりも一回り大きく、今でも製本の旧規格サイズである菊判 (仕上寸法)や、A列の本を作るときに使われる。
  • 四六判 (原紙寸法) / 四六全判: 元々は明治初期にイギリスから輸入された紙の寸法で、788 mm×1,091mm の用紙サイズのこと。B列本判よりも一回り大きく、製本の旧規格サイズである四六判 (仕上寸法)や、B列の本を作るときに使われている。
  • ハトロン判: 第二次世界大戦中は薬莢を包むのに使われていた紙の寸法で、900 mm×1,200mm の用紙サイズのこと。包装紙などに多く使われる。
  • 用紙の厚さ/単位

  • 連量: 紙を重量で取引する事が多い製紙・印刷・関連業界において、紙の厚さを表す単位の一つ。用紙の「一連(一般紙なら1000枚、板紙なら100枚)あたりの重さ」のことで、単位は kg を使う。つまり「連量110kg 」なら「一連で110kg になる厚さの紙」となるが、連量は紙の面積によって変わる。 連量(kg) = 紙の面積(m2)× 米坪量(g/m2 で求められる。
  • 米坪量: 紙を重量で取引する事が多い製紙・印刷・関連業界において、紙の厚さを表す単位の一つ。用紙の「1平方メートル辺りの重さ」のことで、単位は g/m2 または GSM を使う。一般的には米坪量が大きい程、紙は厚くなり、 米坪量(g/m2) = 連量(kg)÷ 面積(m2) で求められる。
  • 用紙の種類

  • コート紙: 表面に塗料を塗布してあり、光沢や平滑さが高い用紙。幅広く使われており、特に写真集のような高度な再現性が求められる印刷物に適している。
  • マット紙: 表面に艶消しコーティングが施され、光沢を抑えた用紙。文字も読みやすいうえに着色効果も高く、しっとりとした質感なので上品な仕上がりになるので、文字中心やカラーページのある書籍で多用される。
  • 上質紙: 表面にコーティング加工のない、化学パルプ配合率が100%の一般的な用紙。コート紙マット紙に比較すると発色は劣るが、白色度が非常に高い為、清潔感とあるスマートな仕上がりになる。写真などが少なくページ数の多い冊子などの本文ページに適している。
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