同人グッズについて

ポスターについて

コミケなどの同人誌販売会に行くと、各出展ブースでポスターが貼られています。
ポスターを貼ることで、自分たちの作品のイメージや概要が一目でわかるようにできるので、良い宣伝効果となります。

このポスターですが、大きさについて考えたことは今までありますか。
出版や印刷関係に関わっている人ならパッ見て大体の大きさはわかると思いますが、普通の人はA3サイズを超えればただ「大きいな」と感じるくらいではないでしょうか。

ポスターサイズ

一般的に使われるポスターのサイズは、「A1~A3」・「B1~B3」でしょう。
A0サイズやB0サイズもありますがそんなに見かけるサイズではありませんし、同人誌に興味があってこのサイトをご覧になっている人は気にしなくてもいいと思います。

この中でよく目にしているのは「A3サイズ」のポスターかと思います。
「A3」は私たちが普段使っている、「A4ノートを倍」にしたサイズで、選挙ポスターなどはA3サイズに近いのでイメージしやすいかと思います。

同人イベントなどで貼られているポスターは、このサイズくらいと思ってください。

また、紙の種類も知っておいたほうが良いでしょう。
各印刷会社でポスター印刷に使われている紙は色々な種類がありますが、その中でも「合成紙」・「厚口コート紙」・「フォト光沢紙」はよく使われている紙です。

合成紙は、ディスプレイ用ポスター向けのポリプロピレン系フィルムを用いた経済性に優れた印刷用紙で、一般の用紙よりも耐久性に優れているのが特徴です。

厚口コート紙は、厚手の紙をベースとするコーティング紙で、グラフィックを中心としたフルカラーイメージを鮮明にプリントするのに適しています。

フォト光沢紙は、銀塩写真で使われる印画紙のような光沢感がある紙で、写真を綺麗に仕上げるのに適しています。

そしてポスターを印刷するなら、値段が高くなりますが「耐光インキ」で印刷することをお勧めします。

よく街中で色褪せたポスターを見かけることはありませんか?
耐光インキはその名のとおり光に強いインクです。通常のインキの成分に、太陽光などの光に含まれる紫外線の影響を受けづらくした、紫外線への耐久度を向上させる成分などを配合したインキとなっています。
耐光インキは、通常のインキよりも退色のスピードが遅いのが特徴なので、屋外やライトが良く当たる場所に長時間貼る場合などに適しています。

【耐光インキを使用したポスターと使用しなかったポスターのイメージ】
ポスター1 ポスター2

*左が耐光インキを使用し、
右が使わなかったポスターの
長時間が経ったイメージです。







以上、ポスター印刷について簡単に説明させていただきました。
同人イベントなどで出展ブースを出す機会があるのでしたら、ポスターを貼ることで効果的なアピールができるでしょう。