缶バッジについて
同人グッズの定番に「缶バッジ/バッチ」があります。

オリジナルで作る缶バッジは、コミケなどのイベントやキャンペーン時に配ったり販売したりするなど幅広く使え、宣伝効果の高い人気のアイテムです。 また、他の販促グッズに比べて比較的低コストで作れ、大きさも手頃なので持ち運びの際にも邪魔になりにくいです。
主な材料としては丹銅、真鍮などで、中が空洞になっているものが缶バッジと呼ばれています。
元々はアメリカにあったもので、「Button」や「Button badge」などと呼ばれていました。日本に伝わると、最初は「ブリキ」という金属素材でできていた為に、缶詰などがその「ブリキ」材でできていたことから「缶バッジ/缶バッチ」と呼ばれるようになったのが由来で、現在ではブリキ製からスチール製のものが主流になり、価格も安く作れるようになりました。
通常の缶バッジは、絵柄を印刷する為の印刷用紙と、金属パーツからできています。
構造は単純で、デザインを印刷した用紙を透明なフィルムを表のフタになる金属パーツの上に乗せて一度プレスし、留め具が付いた裏のフタとなる金属パーツ乗せてもう一度プレスして完成となります。
難点としては、水分を含む印刷用紙と金属部分の接点で「錆」が発生する恐れがあることでしょうか。
大きさは、25mm~76mm位のものが基本サイズで、安全ピンで留めるものと、ピンタイプのものにクリップが付いたもの、マグネットになっているものなどがありますが、安全ピンのタイプが安価で人気があるといえます。
値段の目安として、安全ピンタイプで一番小さい25mmサイズのもので、20個で単価がだいたい40円前後が相場となっています。
もちろん一度に大量に発注すればそれだけ単価は下がりますが、同人誌販売会などのイベントで使用する分には十分安価なものだと思います。
各印刷会社によって多少の違いはあるでしょうが、規定のひな型に合わせたデータで入稿するだけと、作成方法も簡単なものになっているでしょう。
缶バッジはコレクターズ・アイテムとしての意味合いも強いので、定期的に同人誌などを自費出版する人でしたら、缶バッジは比較的簡単に作成できるので自分の作品のキャラクターごとに缶バッジを作れるのでおススメグッズだと思います。